日焼け止めだけで出勤して、気づいたこと。

美容のゆるい気づき・コラム

ずぼら美容部のきなこです。今日はちょっとしたコラムです。

ノーファンデ生活を始めてから、日焼け止めだけ、もしくは化粧下地だけで出勤する日が増えました。最初は正直、かなり勇気が必要でした。クレーターがある、鼻の黒ずみがある、ニキビ跡がある。そういう悩みを長年抱えてきた私にとって、「何もつけずに人前に出る」というのは、それなりの覚悟のいることでした。

案外、誰もまじまじと見ていない

実際に出勤してみて気づいたのは、誰も私の肌をじっくり観察していないということです。人と会話するとき、大体1メートルくらいは距離があります。その距離感では、クレーターがあるとか鼻の黒ずみがあるとか、一瞬気づかれることはあっても、じっくり観察されることはありません。まじまじと見られることも、まずありませんでした。

思い返せば、私自身も他人の肌をそんなに見ていません。

友達のほくろの話

最近、友達から「顔のほくろが10個くらいあるから取りたい」と相談を受けました。そのとき初めて、友達の顔をまじまじと見て「ほくろがあるんだな」と気づきました。それまでは10個もあることすら認識していなかったのです。長年の付き合いがある友達なのに、です。

相談されて初めてじっくり見る。これが人間の普通の状態だと思います。誰かと話しているとき、私たちは相手の肌の状態よりも、表情や話している内容に意識を向けています。たとえ顔が油田状態でてかてかだとしても、「あ、てかてかだな」と一瞬思うくらいで、ずっと気にしているわけではありません。

気にしていたのは、自分だけだった

クレーターを隠すためにファンデーションを厚塗りして、毛穴落ちを気にして、夕方の鼻の黒ずみが浮き出てくるたびにトイレで直して。そのすべての時間と労力は、実は「自分が気にしていた」だけで、周りの人はそこまで見ていなかったのかもしれません。

ノーファンデになって変わったこと

朝の準備時間が大幅に減りました。これは想像していた以上の変化で、その分だけ朝に余裕が生まれました。

ファンデーションを塗っていたときは、毛穴落ちがひどくて「今自分がどんな状態なんだろう」「化粧直ししないと」と、日中ずっと気にしていました。それがなくなったことで、仕事中に化粧崩れを考えることが完全になくなりました。肌のことに使っていたメンタルのリソースが、別のことに向けられるようになった感覚です。

何より一番大きいのが、顔が軽いということです。肌が呼吸している感じがする、というのが一番近い表現で、一日中何かを乗せていた感覚がなくなった解放感は、やってみないと分からない気持ち良さでした。

周りの反応は、完全にスルーだった

ノーファンデで出勤するようになってから、誰かに何か言われたことは一度もありません。完全にスルーでした。考えてみれば当たり前で、人の顔についてあれこれ言う方がマナー違反です。誰もそんなことは言いません。

結局のところ、自分に自信を持てるかどうかが一番大きいのかもしれません。そして「気にしない」という気の持ちようも。スキンケアを続けて肌の状態が上がってきたことで、少しずつ自信が持てるようになってきた。だからノーファンデで出られるようになった、という順番だったのかもしれないと思っています。

美容をやめる話ではなく、隠すことをやめる話。日焼け止めだけで出勤した日の帰り道、誰も私の肌を見ていなかったという当たり前の事実に気づいて、なんだか少し肩の荷が降りた気がしました。

毛穴ケアを続けてきたのは、隠すためではなく自分が気持ちよくいるためだった。そう気づいたとき、スキンケアへの向き合い方が少し変わった気がします。完璧な肌を目指すより、自分が心地よくいられる肌を目指す方が、長く続けられるし、何より楽しい。ずぼら美容部を名乗っている私には、このくらいの距離感がちょうどいいのかもしれません。

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