ずぼら美容部のきなこです。
前回、サリチル酸パッドを毎日使って皮むけし、その後2〜3日に1回に落ち着いた話を書きました。
角栓を見つけては爪で取っていた頃と比べると、毛穴を触ることはかなり減りました。ザラザラも前ほど気にならない。なのに鏡を見ると、鼻にはまだ黒っぽい点々があります。
私はずっと、これを「シミ」だと思っていました。半年間も爪で角栓を引っかいていたんだから、色素沈着してしまったんだろうな、と。
ところが、毛穴について調べているうちに気になる言葉を見つけました。
皮脂フィラメント。
最初に見たときは「フィラメント……?」という感じ。でも調べていくと、もしかして私がずっと敵だと思っていた黒っぽいものって、全部が「取るべき角栓」ではないのでは?と思い始めました。
先に結論からいうと、皮脂フィラメントは毛穴の中にある皮脂などが細い糸状に見えるもので、角栓とは少し違うもの。正常な皮膚の構造なので、無理に押し出して完全になくすものではないようです。
1年以上毛穴と戦ったあとに、まさかの展開でした。
皮脂フィラメントとは?鼻の毛穴に見える点々の正体
皮脂フィラメントは、毛穴の中にある皮脂などが細い糸状に見えるもので、皮脂が肌表面へ流れるのを助けている正常な構造です。
つまり、あること自体がおかしいわけではない。
ここで私は結構びっくりしました。毛穴に何か見える → 詰まっている → 取らなきゃ。私はずっと、この発想だったからです。
でも皮脂フィラメントは特別な肌トラブルというわけではなく、正常な皮膚の構造のひとつ。皮脂の分泌が多かったり、毛穴が目立ちやすかったりすると、鼻やおでこ、あごなどで見えやすくなることがあるそうです。
色も真っ黒というより、灰色っぽかったり、薄い黄色や茶色っぽく見えたりすることがあります。ここまで調べて、「え、私の鼻にあるやつ……?」となりました。
皮脂フィラメントと角栓・黒ずみの違い
ここでややこしいのが、皮脂フィラメントと角栓や黒ずみは見た目が似ていることです。私も完全に一緒だと思っていました。
ざっくりいうと、角栓は毛穴に皮脂や古い角質などが詰まってできるもの。一方の皮脂フィラメントは、毛穴の中に存在して皮脂が肌表面へ流れるのを助けているもの、という違いがあります。

見た目にも少し違いがあり、皮脂フィラメントは鼻などに細かく均一に見えやすく、角栓や黒ずみはもう少し「ここにひとつある」という感じで目立つことが多いようです。
もちろん、鏡を見ただけで素人の私が完璧に判別できるわけではありません。でも、ここで昔の自分の鼻を思い出しました。
ベビーオイル洗顔を始めた頃に爪で取っていたものは、硬い、黄色っぽい、引っかけるとボロッと取れる。かなり「角栓っぽい」。
一方、そのザラザラが落ち着いたあとに気になり始めたのは、鼻全体に細かく見える薄い黒っぽい点々でした。
「これ、同じものじゃないのかも」
と初めて思いました。
鼻の黒い点々を「シミ」だと思っていた
ここが一番気になりました。
私はずっと、爪で角栓を取りまくった → 肌を傷つけた → 色素沈着した → 黒っぽい点々が残った、と思っていました。
実際、爪で肌を傷つけるようなことを繰り返していたので、その影響がまったくなかったとは私には言えません。
でも皮脂フィラメントを知ってから、別の可能性も考えるようになりました。私が「シミ」だと思って見ていたものの中に、もともとの毛穴や皮脂フィラメントの見え方も混ざっていたんじゃないか、ということです。
これは皮膚科で診断してもらったわけではないので、今でも答えは分かりません。ただ、「黒いものが見える=全部シミ」「毛穴に何かある=全部角栓」ではないと知っただけでも、私にとってはかなり大きな発見でした。
今まで私は、毛穴を見るたびに「何かを取らなきゃ」と思っていたからです。
皮脂フィラメントは取ってもまた戻ってくる?
そして私にとってかなり衝撃だったのが、皮脂フィラメントは正常な構造なので、押し出してもまた皮脂がたまって目立つようになることがあるということです。
つまり、一生懸命取っても「完了!」にはならない。
これを知ったとき、「じゃあ私、今まで何と戦ってたんだろう」とちょっと遠い目になりました(笑)。
毛穴に何か見える。取る。きれいになった気がする。また見える。また取る。そりゃ終わらない。
そもそも「なくすこと」をゴールにしていたのが違ったのかもしれません。今は、見つけても爪で押し出したり引っかいたりせず、なるべく触らないようにしています。
皮脂フィラメントが気になる鼻にサリチル酸を使っています
以前、Stridexのサリチル酸パッドを使い始めた話を書きました。
最初は毎日使って見事に皮むけしましたが(笑)、今は2〜3日に1回くらいのペースで使っています。
サリチル酸は角質を整える目的でスキンケア製品にも使われている成分です。私は皮脂フィラメントそのものをなくすためではなく、毛穴まわりの角質ケアのひとつとして取り入れています。
「サリチル酸を使えば皮脂フィラメントが消える」という話ではありません。そもそも正常な構造なので、完全になくすことを目標にするものではないからです。
私の場合は、角栓を見つけて取るのではなく、なるべく詰まりにくい状態を保ちながら、目立ちすぎないように付き合うくらいに考えるようになりました。
ずいぶん平和になりました。
鼻の皮脂量には自信があります(笑)
皮脂フィラメントは、皮脂の分泌が多いと目立ちやすくなることがあるそうです。これを読んだときは、「でしょうね」と思いました。
鼻周りの皮脂量には昔から自信があります。いらない自信ですが(笑)。夕方になると鼻はテカるし、昔から毛穴も目立ちやすい。
だから「私だけ毛穴がおかしい」というより、もともとの肌質も関係しているのかもしれないと思えるようになりました。
これも意外と大きかったです。今までは毛穴が見えるたび、「汚れてる」「詰まってる」「ちゃんとケアできてない」と思っていたので。
でも皮脂が出ること自体は肌の正常な働き。全部なくそうとする必要はないんですよね。
1年毛穴と戦って「取らなくていいものもある」と知った
ベビーオイル洗顔を始めた頃の私は、角栓を見つけたら爪で引っかいていました。取れたら勝ち。穴が開いても「ザラザラよりマシ」と思っていました。
その後、黒っぽいものが気になって「今度はシミになった!」と思う。サリチル酸を使い始めて、今度こそ毛穴をどうにかしようとする。
そして最終的にたどり着いたのが、「そもそも、全部取らなくていいのでは?」でした。
ここにたどり着くまで長すぎる(笑)。
もちろん、私の鼻に見えているものすべてが皮脂フィラメントだと自分で判断することはできません。角栓もあるかもしれないし、別の原因で黒っぽく見えている部分もあるかもしれない。
でも少なくとも今は、鏡で毛穴を見つけた瞬間に爪を構えることはなくなりました。これだけでも、1年前の私からしたらかなりの進歩です。
今の毛穴ケアは「消す」より「目立たせない」
今の私の毛穴ケアは、完全になくすことを目標にしない。これに落ち着いています。
サリチル酸を使いすぎない。保湿する。なるべく触らない。
そして現在やっていることをまとめたのが、皮脂フィラメントを目立たなくするために続けている4つのケアです。
角栓を取ることばかり考えていた頃から比べると、毛穴との付き合い方はかなり変わりました。
さらに毛穴について調べていくうちに、紫外線による肌への影響も気になるようになりました。そこで次に問題になったのが、「私、日焼け止めが全然続かない」ということ。
毛穴のために色々やっているのに、日焼け止めを毎年余らせている。また新しい問題が出てきました。
その後、日焼け止め嫌いの私が珍しく毎朝使うようになったものについては、別の記事に書いています。
毛穴との戦いは角栓を取るところから始まって、最終的に「日焼け止めをちゃんと塗ろう」にたどり着きました。自分でも、こんなところまで話が広がるとは思っていませんでした(笑)。
そしてもし、爪で角栓を引っかいていた頃の自分に今ひとつだけ教えられるなら、「毛穴に見えているもの、全部が取るべき敵じゃないよ」と言いたいです。
たぶん当時の私は、それでも取ると思いますけど(笑)。
※本記事は私個人の体験と、公開されている情報を調べた内容をもとに書いています。皮脂フィラメントは正常な皮膚構造ですが、見た目だけで黒ずみ・角栓・その他の皮膚症状を正確に判別することは難しい場合があります。気になる症状や炎症などがある場合は、自己判断せず皮膚科などの医療機関にご相談ください。


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