皮脂フィラメントを目立たなくする、私の4本柱ケア。

角栓・毛穴ケア

ずぼら美容部のきなこです。前回、長年「色素沈着」だと思い込んでいた黒ずみの正体が、実は誰の毛穴にもある「皮脂フィラメント」だったかもしれない、という話を書きました。

完全に消すことはできない構造物だと分かった以上、目指す方向は「治す」ではなく「目立ちにくく管理する」です。今回は、そのために調べてたどり着いた4本柱のケアについて書いておきます。

1本目:サリチル酸で、毛穴の中の皮脂を整える

すでに使っているサリチル酸パッドが、この1本目を担ってくれています。サリチル酸は油に溶けやすい性質を持っているため、毛穴の内部にある皮脂に直接アプローチしやすいとされています。私はこれを朝の洗顔後、拭き取りタイプのまま使い続けています。

2本目:アゼライン酸で、皮脂のべたつきとキメを整える

サリチル酸だけだと「すでに出てしまった皮脂」へのアプローチに留まるので、皮脂そのものや肌のキメにアプローチしてくれる成分も足すことにしました。それがアゼライン酸です。使っているのは、韓国コスメブランドAnuaの「アゼライン酸15 インテンスカーミングセラム」で、アゼライン酸を15%という高濃度で配合し、皮脂のべたつきや毛穴の目立ち、肌荒れのケアを目的とした美容液です。

使ってみて一つ驚いたことがありました。すっぴんで外に出る用事があった日、「皮脂が出ないなら」とこのセラムだけを塗って出かけたところ、時間が経つと顔が粉をかけたように真っ白になっていたんです。最初は「何かのトラブルか」と焦りましたが、調べてみると、これはアゼライン酸の配合量が多い製品ではよくある自然現象で、メーカーの公式Q&Aにも同じ症状についての回答が載っていました。

対処法としては、このセラムを単体で使うのではなく、上に保湿用のセラムやクリームを重ねるのが推奨されているとのことで、私のように素肌に塗っただけの状態は、まさに「重ね塗りが足りていなかった」パターンだったようです。これが全員に起こる現象なのかは分かりませんが、少なくとも高濃度のアゼライン酸を使う場合は、保湿を重ねることが前提のアイテムだと覚えておいた方がいいと思います。

3本目:保湿・バリアケアを手放さない

ここが地味に大事だと知って驚いた部分です。皮脂が多いと、つい「保湿は控えた方がいいのでは」と思ってしまいがちですが、実はその逆で、肌のバリア機能が乱れていると、肌が自分を守るために余計に皮脂を出してしまうことがあるそうです。

セラミド配合の保湿剤で角質層を整えておくことが、結果的に皮脂フィラメントが目立ちにくい肌環境につながるとされています。「乾燥もしてるし皮脂も多い」という矛盾した状態だった自分の肌を振り返ると、納得感がありました。それに、アゼライン酸の粉浮き対策としても、保湿はそのまま役立ってくれそうです。

4本目:日焼け止めで、酸化による黒ずみ化を防ぐ

皮脂フィラメントは、時間や紫外線によって酸化すると茶色っぽく目立つようになることがあるとされています。つまり、紫外線対策を怠ること自体が「目立つ黒ずみ」を作る一因になっているということです。

正直、日焼け止めは「シミ予防」のイメージしかなかったのですが、毛穴の見た目にも関係していると知って、ここはサボれない部分だと認識を改めました。

やらないと決めたこと:指や器具で押し出すこと

皮脂フィラメントは押し出してもすぐに元の状態に戻る性質があるとされていて、無理に取ろうとする行為自体が肌への刺激や炎症のリスクになります。爪で角栓を引っかいていた頃の自分の癖を思うと、これは今後絶対にやらないと決めています。

レチノールは、まだ保留中

ターンオーバーを促す成分としてレチノールも候補に挙がりましたが、使い始めに赤みや皮むけなどの刺激が出ることがあるとされているので、今はサリチル酸とアゼライン酸の2本柱が安定してから、低濃度のものを少しずつ試してみようと思っています。気が早いと、また肌を荒らす流れに戻ってしまいそうなので、ここは飽き性なりに慎重にいきます。

サリチル酸、アゼライン酸、保湿、日焼け止め。この4つを地道に続けることが、今のところの私なりの実感です。一発で解決する方法を探していた頃の自分には届かなかった答えですが、皮脂フィラメントが「異常」ではなく「ずっとそこにあるもの」だと分かった今は、気持ち的にも少し楽になりました。

※本記事は私個人の体験と調べた情報に基づくものです。効果や結果には個人差があり、紹介した成分が誰にでも合うとは限りません。肌に異常を感じた場合は、自己判断せず皮膚科にご相談ください。

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