はじめまして、ずぼら美容部のきなこです。30代、飽き性、そして毛穴に関してだけは誰よりも本気だった、という変な人間です。
ダイエットも資格勉強も筋トレも、3週間以上続いたことがほぼない私が、なぜか1年間やめられなかったのが「ベビーオイル洗顔」でした。今日はその記録を、なるべく正直に書いていきます。
そもそも、ベビーオイル洗顔って何?

詳しい方法を語る前に、簡単に説明しておきます。
ベビーオイル洗顔とは、赤ちゃん用の低刺激なオイルを使って、メイクや毛穴の汚れをなじませて浮かせるクレンジング方法のことです。オイルが油分同士で汚れと結びつきやすいため、ゴシゴシ擦らずに済むのが本来のメリットとされています。
ただ、これはあくまで「本来は」の話です。私の場合、教科書通りのやさしい使い方からは、かなり外れていきました。
ちなみに、この洗顔法を最初に広めたのは、美容コンサルタントとして活動するmimiさんです。SNSやメディアで大きな話題を呼んだスキンケア法で、肌のバリア機能を守りながら毛穴や乾燥といった悩みを改善するメソッドとして知られています。私もこれを知って、実際に試してみることにしました。
私の角栓は「タンパク質増量中」だった
私はもともと角栓がガチガチに硬いタイプでした。世間でよく聞く「白くてポロッと取れる角栓」とは違い、私のは黄色みがかった、妙に弾力のある、ちょっとした置物くらいの存在感がある角栓です。鼻に小さな石碑が立っているようなものだと思ってください。
そんな私が出会ったのがベビーオイル洗顔でした。優しくオイルとファンデをなじませて、肌に負担をかけずに毛穴汚れを浮かせていく、本来は割と上品なクレンジング方法です。
本来は。
地獄の半年間。私の肌は「剣山」になった
ここからが本題です。ベビーオイル洗顔を始めてから半年ほど、私の肌はとにかくザラザラ、ゴワゴワでした。指で触ると、まるで剣山の上を撫でているような感覚です。気持ちが良いとは口が裂けても言えません。
問題は、私がそのザラザラに一切耐えられなかったことです。「肌が凹凸している」という状態が、気になって仕方なく、見つけたら最後、爪でひっかいて引っ張り出していました。硬い角栓だったので、引っかくとボロッと取れます。これが地味に快感で、当時は「これはセルフケアだ」と本気で思っていました。
毛穴は開きます。穴ぼこができます。でも当時の私にとっては「ザラザラよりマシ」でした。この期間、たぶん半年は続けていたと思います。鼻周りだけ見ると、ちょっとした工事現場の様相でした。
飽き性な私がここまで続けられたのは、たぶん「終わりが見える戦い」だったからだと思います。資格勉強や筋トレは成果が見えるまでが長すぎて挫折しますが、角栓は引っかけば即座にボロッと取れて、結果が目に見える。これが地味に続けられた理由のひとつかもしれません。
半年を過ぎたあたりで、新たな敵が現れる
半年を超えたあたりから、不思議なことにザラザラがなくなっていきました。指で触ってもつるっとしている。そういえば角栓どこ行った?という状態でした。
しかし、勝利の余韻に浸る間もなく、次の問題が顔を出します。薄黒いシミのようなものが、毛穴の跡に沿って目立つようになってきたのです。これが色素沈着なのか、毛穴がへこんだことでできる「影」のような見え方なのか、正直自分でもまだ判断がついていません。
ザラザラがなくなったことは間違いなく前進でした。ただ、代わりに別の悩みと向き合うことになったあたり、毛穴ケアというのは一筋縄ではいかないものだと痛感しています。
「爪で取る」がリスクだったという話
ここまで読んでくださった方の中に、「爪で角栓をひっかいて取る」というくだりを見て、心の中で静かにツッコミを入れた方もいるかもしれません。鋭いです。その通りです。
一般的に、爪や指で肌を強く引っかいて角栓を無理に押し出す行為は、肌への物理的な刺激や微細な傷を伴います。肌は刺激を受けると、メラニンを作って自分自身を守ろうとする性質があり、これが落ち着いた後に「跡」として残ってしまうことがあります。これは炎症後色素沈着と呼ばれるもので、ニキビを潰した後に跡が残るのと似た仕組みだと言われています。
今振り返ると、半年を過ぎた頃に出てきた薄黒いシミは、まさにこの「自分でつけたツケ」だった可能性が高いと思っています。もし今これを読んでいて、心当たりのある方がいたら、一旦その爪を引くのをやめて、深呼吸してみてください。私がこの記事で一番伝えたいのは、ここかもしれません。
肌の状態には個人差が大きいので、すでに似たような跡が気になっている場合や、炎症が強い場合は、セルフケアで様子を見るより先に皮膚科に相談することをおすすめします。
というのが、私のベビーオイル洗顔1年戦争の前半戦です。ザラザラという大きな敵には勝ちましたが、色素沈着という新しいラスボスが控えていました。飽き性な自分でも、なぜかこの毛穴との戦いだけは投げ出さずに続けられたのは、今思えば結構不思議です。
この続き、シミがどう変化していったかについては、また別の記事でじっくり書こうと思います。
※本記事は私個人の体験に基づくものです。肌質や状態には個人差があり、同じ方法を試したからといって同じ結果になるとは限りません。角栓を爪などで無理に取り除く行為はおすすめしません。肌に異常を感じた場合は、自己判断せず皮膚科を受診してください。
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